五術・六大課の中でも、「太乙神数」は最も習得が難しく、使える人も非常に少な
いことが知られております。今回、難しかった太乙神数の作盤法を平易に説明する他、測局、命理、風水への応
用法を講義し、二日間で太乙・命卜相の使い手を養成します。
12月19日(土) 太乙作盤と測局の見方
太乙神数の作盤法が困難なのは、まず、積年と呼ばれる、年盤局数の起点が
西暦の
紀元前10,153,917年にあり、ここから数えださなくてはならないという厄介
な問題があります。
太乙神数は、非常に古い時代に成立した方法であり、宋代に成立した「皇極経世」
とは整合性がなく、範囲も大きく飛び越えたものになっています。そこで、今回の講
義では、「太乙神数」の「積年」と、「皇極経世」の「元会運世」との関係を明らか
にし、簡単に「積年」を求める方法を公開します。太乙神数の年盤が作成できれば、
ただちに「測局」ができるようになります。
12月20日(日) 太乙命理と風水の見方
太乙命理は、子平など、他の命理と比較すると、やや精緻さに欠けるところがある
ように見えますが、実践してみますと、子平などに顕れない、突拍子もないような事
柄が的中することがあります。
また、生まれ育った土地からどの方位に行けば成功で
きるか、という、他の命理には見られない造命法もあり、数ある命理の中でも存在感
を示しています。
太乙風水は、「三式」のなかの「天式」と呼ばれるように、「天時」を得ること、
つまりチャンスを掴むことに優れた理気を持っており、奇門遁甲など、通常の理気で
は超えられない、巒頭の作用を超える可能性のある理気として活用できます。
これまで、太乙風水の理気の見方は公開されていませんが、今回出席された受講者
で、秘密を守れる方に限り「太乙風水・五訣」の見方を特に伝授致します。