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今までどうにもならなかった難病患者の症状を短期間で改善させてしまうのは、驚きの漢方体系!
「明澄五術方剤参禅」の方法なら、方剤は分かりやすく、覚え易く、しかも確かな効果が期待できます。
 初級の部分に該当する知識が必要。
※張明澄講義録DVDは、一枚につき、3時間半~6時間の講義となっております。


張明澄先生から直に方剤を教わったことのある人なら知っていますが、先生の頭にはあらゆる薬剤の性質が記憶されており、患者の症状を伝えるだけで、何も見ずともスラスラと分量まで正確な方剤処方を書き上げてしまいます。
 しかも、わずか6~8味程度の方剤で、今までどうにもならなかった難病患者の症状を短期間で改善させてしまうのは、一体どんな漢方体系かと誰もが驚いたものです。

 その秘密は、張家の家伝にありました。  「明澄五術方剤参禅」(別名「薬証心悟」)というテキストがそれであり、まるで張錫純の「子平方剤直訣」を非常にコンパクトにまとめたような実によくできた構造になっています。

 まず、「十二経絡」ごとに「病位」を分類し、
 次に、「熱寒」で病性を分類し、
さらに、「実虚」で病勢を分類します。

   ここまでは、どの「経絡」の「病位」でも共通ですが、ここから先は「経絡」ごとに分類方法が異なっています。
 例えば、「膀胱経」では「収・升・湿」という三分類を使います。
 また、「肺経」では「収・升」という二分類を使います。

  「膀胱経」と「肺経」は、別の言い方をするなら「太陽病」であり「衛分」とも「表証」とも言い、一過性の急性症状をいいます。
 「膀胱経」とは、頭痛、発熱、皮膚・呼吸器症状があり、さらに腰痛、下痢などその他の症状が伴うものを言います。
「肺経」とは、頭痛、発熱、皮膚・呼吸器症状、だけがあるものを言います。

 例えば、一過性の頭痛があり、下痢をともなう症状があれば、これは「膀胱経」ですから、方剤には必ず「甘草」が用いられます。次に「寒証」であれば「桂枝」、「熱証」であれば「石膏」を使います。もし「熱実証」と決まれば、「甘草2g」「石膏10g」に「麻黄4g」「生姜2g」「大棗2g」を加え、これは「越婢湯」という基本方剤に当たります。もし、熱、咳、浮腫、発疹などの症状が伴わなければ、「越婢湯」をそのまま使うことができます。これは、色香で呉を滅ぼした越の美女西施が頭痛を治すために飲んだ処方と言われています。
    頭痛の他に発熱が伴う場合を「収」症状といい「散」の性質をもった薬を加える必要があり、「越婢湯」に「杏仁2g」と「桂枝6g」を加えた方剤を「大青竜湯」といいます。  

   このように、「明澄五術方剤参禅」の方法なら、方剤は分かりやすく、覚え易く、しかも確かな効果が期待できます。