読むだけで「命譜」が書ける!
『子平正宗』は、明澄派中興の祖である王文澤の遺した数々の子平書のなかでも非常にまとまりが良く、無駄を省いて重要なものだけを網羅し、項目毎に象意を当てはめるだけで、立派な「命譜」つまり子平鑑定書が出来上がるという、鑑定家にとって誠に有り難い一書と言えます。
無駄を省いたと言っても、「六親」のなかには「公婆」という他書には見られないコンテンツがあり、何と女性の命式から、舅や姑との関係が予測できるという素晴らしい視点が見られます。
また本書では、『子平正宗』の姉妹編である『子平辨方録』を収録し、豊かな象意を表わす四文字熟語の数々とその出典についても記載しております。
巻末の「命譜」は、依頼者からの満足と高額の料金を得られる「鑑定書」の雛形として使えるように工夫しました。この形式をなぞり『子平正宗』の象意を命式に当てはめて行けば、立派な鑑定書が完成します。
また、合婚の方法も記載するため、二代に渡って配偶者の命式を交互に参照できる方々を選び、「公婆」との関係が実際にどうなっているかも、検証できるようにしました。
実占鑑定家、子平愛好家の座右の書としていただければ幸いと存じます。(著者 掛川掌瑛) |